障がい者とそのご家族のお墓問題

墓じまい


墓じまいが増えている背景

現代は少子高齢化や核家族化などにより、従来のようなお墓の継承や維持が難しくなってきている時代だと言われています。

実際に霊園や墓地にお墓参りに行った時に、草木が伸び放題の荒れ果てた「無縁墓」を目にすることも少なくはありません。
昔は家族や親戚が本家やお墓に近い場所で暮らしていたものですが、今は就学・就職・結婚などがきっかけで実家から遠く離れた場所で生活している方が非常に多くなっています。
故郷から遠く離れた場所で多忙な生活を送っていたら、時折のお墓参りに行くことさえ一苦労です。 実家にいる両親も次第に年をとり、いずれはお墓の維持や管理も困難になってくるでしょう。
生涯独身の方も増え、先祖代々のお墓を継承してくれる「跡取り不足問題」は増加する一方です。
他にも、ずっと本家でお墓を守ってきた親族が亡くなった時に跡取りがなく、遠方に住む親族が急にお墓を引き継ぐことになるケースもあります。
託された親族は自分たちのお墓だけでなく、本家のお墓まで管理しなければならなくなり、精神的にも経済的にも大きな負担になります。
たとえ跡取りがいたとしても昔とは供養に対する考え方も変わった現代では、今親が管理している先祖代々のお墓にいずれは自分も入るのが当たり前と考える子供は減ってきているのではないでしょうか。
親の方でも子供たちの生活スタイルや考え方を尊重し、子供たちが決断するには大きな負担となるお墓の整理を自分たちの代で決めたいという考えの方も増えております。
このような社会的背景を受けて、ここ数年「墓じまい」という選択肢を選ぶ方が急増しています。
埋葬されている遺骨を別のお墓へ移すお墓のお引越しの事を「改葬」と呼びます。
厚生労働省の発表では2010年度に72,180件あった改葬が、2018年度には115,384件と約1.6倍まで増加するほど、年々多くの方がご決断されております。

墓じまいについて

今まで故人が眠っていたお墓から遺骨を出し、お墓を解体して土地をお寺や霊園に返却するのが「墓じまい」です。
墓じまいをした後は、ご遺骨を自分たちがお参りしやすい場所のお墓に改葬(お墓の引っ越し)するのが最も一般的ですが、その際に永代供養墓や自然葬などの他の供養方法に変えるというのも一つの選択肢です。
お墓の継承者がいない場合には、これを機に「永代供養」を選ぶことで、子供たちや後継者への負担を減らす事ができます。
墓じまいのためには寺院や石材店とのやり取りや、いくつかの書類を取得・提出する行政手続きなどが必要です。
実際の墓じまいと改葬の流れを見ると、

 


・親族との話し合い

・遺骨、必要書類の確認

・墓じまい後の供養方法(改葬先)の検討

・改葬元(今お墓のある菩提寺など)への相談

・ご遺骨の引越し先(改葬先)の申込

・「受入れ証明書」の取得

・「改葬許可申請書」の記入

・改葬元の管理者より「改葬許可申請書」への署名、捺印


・「改葬許可申請書」の提出、「改葬許可証」の取得


・お墓の「閉眼供養」、離檀などの手続き


・ご遺骨の取り出し、移送と保全作業


・墓石の解体


・改葬先に「改葬許可証」を提出する


・改葬先での「開眼供養」、ご納骨

 


このように「墓じまい」のためには、かなりの時間や労力が必要です。
忙しい日常生活の合間に行政手続きをこなしていくというのは、体力的にも精神的にも非常に負担がかかるものです。
墓じまいに関する知識がなく不慣れであると、必要以上に費用がかかってしまったり、お寺や石材店とトラブルが起こってしまう可能性もあります。
「墓じまい」に関わるご家族の負担や心配を軽減するために、代行業者にお願いするという方法もあります。
一般的に墓じまいの代行業者に依頼できるのは、出骨・墓地解体工事・納骨、改葬手続きになります。
改葬先を選ぶための資料請求や供養の方法についてのアドバイスなども受けられますが、親族での話し合いや、お寺への相談については直接ご自身で行う必要があります。


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